放射性ストロンチウム(ほうしゃせいすとろんちうむ) |
放射性ストロンチウムとは、ウランが核分裂する時に人工的に生まれる放射性物質のことです。 放射線の量が半分になる期間(半減期)が29年のストロンチウム90と、50日のストロンチウム89などがあります。ストロンチウムは体内に蓄積されやすく、付着した牧草を食べた牛の牛乳を通じて、体内に入り込む恐れがあります。体内に取り込まれると、長期的にガンなどを引き起こす危険性が高くなります。 ほかの放射性物質と見分けがつきにくいベータ線という放射線だけを出すことから検出が難しく、放射性ストロンチウムが土壌に含まれているかどうか分析するには1か月程度かかることもあります。 福島原発事故が発生してから数日後、文科省は、福島第一原子力発電所の周辺地域で採取した土から、微量の放射性ストロンチウムが初めて検出されたことを明らかにしました。 |
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