梅の収穫量、全国1位は和歌山県。全国の6割を占める。
梅とは
梅はバラ科アンズ属で収穫時期は5〜6月頃になります。梅は中国が原産で、日本へは奈良時代に中国から伝わったといわれています。果実を干した梅干しが最も有名で、他にも梅酒やジャムなどにも用いられます。梅にはクエン酸やリンゴ酸が含まれており、疲労回復に効果があります。また、梅干しには有機酸が多く含まれており、殺菌効果があります。 梅の品種には南高、古城、白加賀梅、甲州小梅などがあります。
年度別 梅の収穫量と卸売価格
2014年公表によると、2013年の梅の収穫量は全国で123700tとなり前年産に比べて33700t、出荷量は107400tで前年産に比べて29300tの増加となりました。前年度は開花期の天候不順の影響により減少しましたが、今年度は天候に恵まれたことが収穫量の増加につながりました。卸売価格は262円/kgで、前年度より188円/kg安くなりました。
年度別 梅(ウメ/うめ)の収穫量と卸売価格 | |||
年度 | 収穫量 (t) | 出荷量 (t) | 卸売価格(円/kg) |
(6月) | |||
平成16年産 | 113600 | 95600 | 445 |
平成17年産 | 123000 | 105100 | 393 |
平成18年産 | 119700 | 101100 | 279 |
平成19年産 | 120600 | 102800 | 264 |
平成20年産 | 121000 | 103600 | 335 |
平成21年産 | 115200 | 99700 | 340 |
平成22年産 | 92400 | 79700 | 379 |
平成23年産 | 106900 | 92700 | 350 |
平成24年産 | 90000 | 78100 | 450 |
平成25年産 | 123700 | 107400 | 262 |
出典 農林水産省 2014年公表 |
都道府県別 梅の収穫量ランキング 2014
都道府県別、梅の収穫量、日本一は和歌山の5130tで、全国の6割を占めます。2位は群馬の1060t、3位は福井の496tと続きます。温暖な気候に恵まれた和歌山県の紀南地方は良質の梅として有名です。
うめ(ウメ/梅) 収穫量及び出荷量 (平成25年産) | ||||||
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収穫量 (t) | 出荷量 (t) | 対前年産比 | 結果樹面積(ha) | ||
収穫量(%) | 出荷量(%) | |||||
ランキング | 全国 | 16200 | 123700 | 107400 | 137 | 138 |
1 | 和歌山 | 5130 | 79000 | 76100 | 144 | 143 |
2 | 群馬 | 1060 | 5590 | 4850 | 130 | 133 |
3 | 福井 | 496 | 2060 | 1880 | 113 | 113 |
4 | 神奈川 | 415 | 1950 | 1680 | 101 | 101 |
5 | 奈良 | 360 | 1900 | 1840 | 70 | 71 |
6 | 徳島 | 224 | 793 | 639 | 121 | 122 |
農林水産省 2014年公表 |